Encyclopedia Penguinnica 私家版ペンギン百科

13番


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読み
13ばん



長崎ペンギン水族館ジェンツーペンギンのひとり。♀。同館ではジェンツーには原則として固有名がつけられないため番号で呼ばれている。旧長崎水族館ペンギン舎は、人間の胸の高さ程度の柵で囲われているだけだったのだが、13番は常にその柵の近くに位置し、来園者とコミュニケーションをとるのが好きだった。人間が柵の上から手を入れると、一生懸命噛んであそんでくれるのだ。どうしてこのような正確になったのかは不明。おそらく先天的に「営業部長」的性格だったのだろう。
なんにしても固定ファンが多数いたことは確かだ。水族館に寄せられた手紙のなかにも、
「落ち込んでいるときにはこの子に元気づけてもらうんです」などというのもあったほどである。しかし、新長崎ペンギン水族館では人間とペンギンとのあいだはガラスでしきられるようになってしまったので、活躍の機会は失われてしまった。また、準備期間中に結婚・出産を経験したために、もう昔のようには人間とは遊んでくれないという観察もある。ペンギンの幸せを手に入れたのは喜ばしいことなのだが、人間としては一抹の寂しさも拭いがたい。

情報提供

こばやしゆたかさん