Encyclopedia Penguinnica 私家版ペンギン百科

鳥マラリア


[][カテゴリ:生物学][鳥類学]

読み
とりまらりあ


マラリア病原虫(Plasmodium)の1種。学名Plasmodium relictum。蚊を媒介動物とし、血液寄生虫(住血胞子虫)と呼ばれるように血中に寄生する。主に鳥類が感染し、人間に感染することはほとんどない。地球温暖化の影響や、輸入鳥類の増加などで国内に伝搬し、抵抗性を獲得した国内固有鳥が生息分布域を拡大している。IUCNによって世界の外来侵入種ワースト100にも選ばれており、地球環境評価の指標としても検討されている。1980年代後半から国内の動物園水族館ペンギンへの感染が報告されており、キングペンギンイワトビペンギンマゼランペンギンフンボルトペンギンなどへの感染が確認されている。これらのペンギンは国内で野鳥などから蚊を介して感染したと考えられている。ペンギンの体内に取り込まれると拒食、体重減少、嗜眠、呼吸困難、沈鬱などの示し、極度の貧血を示し、放置すると死亡することもある。現在国内の動物園水族館では鳥マラリアに対する様々な対策を講じている。

参考資料