Encyclopedia Penguinnica 私家版ペンギン百科

絶滅種と野生絶滅種


絶滅種 Extinct (EX)

IUCNの定義では「ほぼ間違いなく最後の個体まで死んでしまった種」。生存個体が確認されていた種がさまざまな原因で生息数を減らし、ついに全ての個体が死んでしまったものを指す。ドードー(Raphus cucullatus)、オオウミガラスPinguinus impennis)、ニホンアシカ(Zalophus californianus ssp. japonicus)などが代表的な例。2000年版では808種が記載されている。同じ絶滅した生物の例として、恐竜やマンモス、サーベルタイガーなど化石やミイラなどで発見される生物は、生存個体についての記録がないのでレッドリストの対象外となる。

野生絶滅種 Extinct in the Wild (EW)

IUCNの定義では「飼育・栽培あるいは過去の分布域から離れた地域で野生化した個体群としてのみ生存しているもの」。 動物園・水族館・植物園や研究機関などの各種施設でのみ生存している種や、本来の分布域から移動・移植され、保護領域で繁殖している種が該当すると考えればよい。日本国内のトキ(注:日本版レッドリストの場合。IUCNレッドリストでは絶滅危惧種)、サハラカモシカ(Oryx dammah) などが代表的な例。2000年版では60種が記載されている。

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