Encyclopedia Penguinnica 私家版ペンギン百科

危急種


危急種 Vulnerable (VU)

近絶滅種(CR)や絶滅危惧種(EN)ほどではないが、野生状態で中期的に絶滅するおそれがある種。(→Encyclopedia Penguinnica/危急種)評価基準は下記の通り。

A. 次のいずれかの形での個体群の減少が見られる場合。

  1. 最近10年間もしくは3世代のどちらか長い期間を通じて20%以上の減少があったと、aからeの5項目(詳細は省略)のいずれかで観察・推定・予測される。
  2. 今後10年間もしくは3世代のどちらか長い期間を通じて20%以上の減少があると、aからeの5項目(1.と同内容)により予測される。

B. 出現範囲が20,000km2未満もしくは生息地面積が2,000km2未満であると推定されるほか、次のうち2つ以上の兆候が見られる場合。

  1. 過度の分断がみられるかあるいは10以下の地点にしか生存していない。
  2. 以下の点で継続的な継続的な減少が観察、もしくは推定・予測される。
a. 出現範囲 
b. 生息地面積 
c. 繁殖地の面積・範囲・質 
d. 分布地点数または亜個体群数 
e. 成熟個体数 

3. 以下の点に極度の減少が見られる。

a. 出現範囲 
b. 生息地面積 
c. 分布地点数または亜個体群数 
d. 成熟個体数 

C. 個体群の成熟個体数が2,500未満であると推定され、さらに次のいずれかの条件が加わる場合。

  1. 10年間もしくは3世代のどちらか長い期間に10%以上の継続的な減少が推定される。
  2. 以下のいずれかの形で成熟個体数の継続的な減少が観察、もしくは推定・予測される。
a. 個体群が構造的に過度の分断を受けている 
b. 全ての個体が1つの亜個体群に含まれる状況にある 

D. 個体群が極めて小さいか、下記のいずれかの形に限定される場合。

  1. 成熟個体数が1,000未満と推定される場合
  2. 生息地面積(100km2以下)あるいは分布地点数(5以下)が極めて限定される場合

E. 数量解析により、20年間、もしくは5世代のどちらか長い期間における絶滅の可能性が10%以上と予測される場合。


減少傾向にあるか、現在の個体数が少ないか、生息地が限られていると危急種として判定されてしまう可能性が大きい。

[ Prev: 絶滅危惧種 ] - [ index ] - [ Next: 低リスク種 ]