Encyclopedia Penguinnica 私家版ペンギン百科

キガシラペンギン


評価

絶滅危惧種 EN B1b(iii)c(iv)

 判定

この種は繁殖地が狭い範囲に限られており、生息地である森林・低木林は質的に減少し、数的に極端な変動を受けた。繁殖領域が十分に小さく、このことは絶滅危惧種へ引き上げることを保証している。しかしながら、生息地の質的減少は抑制されており、進行中の保護対策により改善される見込みがあり、近い将来には準危急種までカテゴリーが下がることが推測される。

推移

1988年
危急種
1996年
危急種(VU C2a)
2000年
絶滅危惧種(EN B2c+3d)

摘要

 主な脅威

  • 生息地の喪失/減少−農業−家畜類−農業関連産業(進行中)
  • 生息地の喪失/減少−農業−その他(過去)
  • 生息地の喪失/減少−原因不明(過去)
  • 外来種(直接種に影響を与える)−捕食者(進行中)
  • 外来種(直接種に影響を与える)−病原菌/寄生虫(進行中)
  • 汚染−大気汚染−地球温暖化/海洋温暖化(進行中)
  • 自然災害−その他(過去)

 個体数の動向


 保護活動

  • 政策単位の活動−法律(必要)
  • 研究活動−脅威(必要)
  • 研究活動−動向/モニタリング(必要)
  • 生息地/場所単位の活動−回復(必要)
  • 生息地/場所単位の活動−保護地−新しい保護地の設定(必要)

編者コメント

キガシラペンギントラストの保護活動にも関わらず、ついに絶滅危惧種としてカテゴライズされたキガシラペンギン。個体数の変化は横ばいだが、保護活動の効果が評価され、個体数が回復する見込みがあることがコメントされている。
ところで、www.redlist.orgのデータベースの検索結果ではキガシラペンギンの分布域をニュージーランド南島とアンティポディーズ島と記載しているが、ペンギン関連の書籍ではキガシラペンギンアンティポディーズ諸島には生息していないとされているので誤りではないかと思われる。これは種小名antipodesとなっていることによる誤解であると考えられる。レッドリストのデータソースである"Threatened Birds of the World"の記載に誤りがあるのか、レッドリストでこの誤りが生じたのかは明らかではない。